こちらのページでは、紙粘土作品の製作過程をご紹介します。
製作過程その①
まずはご依頼頂いた画像や写真を元に簡単なデッサンをします。この段階で最終的に出来上がった時のイメージを考えるので、非常な大事な作業になります。自分の場合は普通のノートに落書きをする様にラフな気持ちで書いています。
製作過程その②
次に用意する物です。まずは作品の素材の紙粘土です!市販されている紙粘土を色々試しましたが、自分の作品にはこちらの紙粘土が一番あってました。製作する上で爪楊枝や麺棒、ヘラの様な物があると非常に便利です。
製作過程その③
材料があれば、次は粘土をこねて製作するだけになります。自分の場合はまず大体の形を先に作ってしまいます。そこから伸ばしたり付け加えたりして、少しずつ形にしていきます。
製作過程その④
先に人形の一番大事な部分、頭の部位から製作します。下絵を見ながらイメージしてた形にしていきます。大体イメージ通りに出来上がりました。
製作過程その⑤
次は胴体の部分を製作します。自分の場合胴体を先に作って、乾かした後に腕を付けています。乾燥した後は縮んで形状が少し変わってしまう為、先に腕をつけるとイメージしていたポーズと変わってしまう事がある為です。胴体の部分が完成したら、竹串などで頭部と接合する芯をつけて乾燥させます。
作業工程その⑥
腕以外の全部の工程が終わったら、一旦乾燥させます。紙粘土は乾くと水分が飛んで縮んでしまいますので、イメージより一回り大きく作るといいかもしれません。完全に水分が飛んで乾燥したら(3~4日)作品をサンドペーパーで削って、荒い面を磨いていきます。この作業が少し面倒ですが、滑らかな作品にする大事な作業になります。この後は色々修正を加えながら腕を製作して全体の形を整える仕上げの工程になります。
作業工程その⑦
全体が完成したら、塗装に入ります。この時、目の位置などを鉛筆で書いておくと大きな失敗もなく出来上がります。
作業工程その⑧
塗装に使う画材ですが、自分の場合はこのターナーのアクリルガッシュを使用しています。ベタ塗りタイプの自分には、色彩がハッキリしているこちらが一番あっているようです。塗装は最初は薄く塗って、少しずつ濃くしていきます。
作業工程その⑨
塗装が終わればほぼ完成です。この後は土台をつけてニスを塗るだけになります。自分は市販されているプラモデル用の半透明の仕上げ塗料を吹きかけています。